自分の手から変な臭いがすることってありますよね?
手を洗えば臭いは消えるけど、時間が経つとすぐ臭くなることに悩んでる人は多いです。
そこで今回は手が臭う原因と対処方法を解説!
手が臭い原因
まずは手が臭い原因から見ていきましょう。
手洗いがきちんとできていない
食事の前後、トイレに行った後、外から帰宅したとき、などの手洗いが不十分だと目では見えない汚れや雑菌を落とすことができません。
特に男性だとトイレ後の手洗いを数秒で済ませる人が多いですし、なかには手洗いすらしない人もいます、、、
これでは臭いがたまる一方!
しっかりと石鹸を使って30秒ぐらいは時間をかけないと清潔で綺麗な手になりません。
正しい手洗いの方法については記事の後半で解説していますが、今すぐ知りたい方はココをタップ!
指の爪に汚れや垢がたまっている
指の爪に汚れや垢がたまって真っ黒になると異臭を放つ原因になります。
手や指だけを一生懸命洗っても爪の中までは綺麗に洗えないので臭いが残り続けます。
爪の中を綺麗にしたいなら爪ブラシなどを使って丁寧に洗うことが大切!
また、爪が黒くなくても目では見えない雑菌が溜まるとニオイのもとになるので、爪を短く切って汚れ・垢・雑菌が溜まらないようにするのがおすすめ!
魚や香水など臭いの強いものを触ったから
生魚など臭いの強いものを触った後は、しばらくの間は手に臭いが付きます。
魚特有の生臭さの原因物質であるトリメチルアミンは皮膚に馴染みやすい性質を持っており、手のシワや指の指紋に入りこみやすくて臭いがなかなか取れないんです。
料理で魚を捌いた後は時間をかけて丁寧に手洗いしてください。
また、体に香りをつけるための香水も皮膚に馴染みやすいです。
だから、強い独特の香りがする香水を使うときは、ほんの少量ずつ体に馴染ませていきましょう。
大量に手のひらに出してから塗ってしまうと、手に香水の香りが付いて取れなくなってしまいます!
よく触るスマホやキーボードの臭いが手にうつっている
強烈に臭いわけじゃないけど、なんとなく変な臭いがするなぁ~と感じるときは、スマホやキーボードの臭いが手にうつっているのかもしれません。
スマホやキーボードを長年使うと隙間に手垢・ホコリ・雑菌が蓄積して、なんとも言えない臭いを放ちます。
スマホにカバーを付けているとカバーに手汗が付いて雑菌が繁殖するので、定期的に除菌ができるウェットシートで拭いたり水洗いしたりして清潔に保ちましょう。
その他にも、携帯ゲーム機・タブレット・ノートパソコンなど、あなたが日常生活でよく使うものが汚れているなら、アルコールやエタノールが含まれているシートで拭いて臭いの元を除去してください。
体に疲労が蓄積している(疲労臭)
睡眠をしても体から疲れが取りきれずに蓄積すると、体から疲労臭という不快な臭いが出てきます。
疲労臭の原因は体内のアンモニアです。
体に疲労が蓄積したときに出る体臭。体内から発生するアンモニアが原因となってツンとしたニオイを発生します。
疲労臭を防ぐには、とにかく疲れやストレスをためないことが大切。夜はシャワーだけでなく、ゆっくり湯船に浸かると、リラックス効果が高まり疲労臭を防ぐことができます。
本来、アンモニアは肝臓で無毒・無臭化されて尿素となり尿中に排出されますが、疲労がたまると肝臓の機能が低下するので、アンモニアを分解しきれなくなり汗と一緒に出て疲労臭のもとになります。
特に手汗をかきやすい人は要注意!
不安や緊張によるストレスを抱えている(ストレス臭)
不安や緊張によるストレスが溜まると、額・手のひら・足のうら・ワキなどから汗が出てきます。
あなたも、初めてのデートや大事なプレゼンの前で緊張して汗が出てきた経験があるのではないでしょうか?
精神的な変化が原因で出る汗は精神性発汗と呼ばれており、運動で出る温熱性発汗と様々な違いがあります!
精神性発汗 | 温熱性発汗 | |
原因 | 不安、緊張、ストレス | 気温の変化、運動 |
部位 | 額、手のひら、足のうら、ワキ | 全身 |
量 | 微量 | 多量 |
成分 | タンパク質、脂質を含む | ほとんどが水分 |
ニオイ | 独特のニオイがある | ほぼニオイはしない |
この表を見ると違いが一目瞭然で分かりますよね。
仕事やプライベートで大きな悩みを抱えているときや、緊張する場面にいるときは、精神性発汗により手が臭くなることを覚えておきましょう。
手の臭いを消す対処方法
次は手の臭いを消す対処方法を解説します。
正しい手順で手洗いをする
手指には目で見えない多数の汚れや雑菌が付いていて、正しい手順で手洗いをしないと落とすことができません。
正しい方法については、ヨシダ製薬が提供している衛生的手洗い手順のイラストを参考にしてください!
医療現場においても感染予防策として推奨されている方法なので、ぜひ覚えましょう!
ブラシを使って手洗いをする
魚の生臭さは正しい手順で手洗いをしても落ちにくいので、ブラシを使って手のシワや指の指紋に入った臭いの原因(トリメチルアミン)を丁寧に取り除きましょう。
ゴシゴシと力強くこすると手が荒れてガサガサになってしまうので、優しい力で洗ってください。
爪の汚れや垢もブラシを使えば簡単に取れるので、洗面所に常備しておくと役立ちますよ!
ステンレスソープを使う
魚の生臭い臭いを取りたいならステンレスソープを使うのも効果的。
臭いの原因菌とステンレスの鉄イオンが化学反応を起こすことで臭いが消えるんです。
キッチンのシンク(流し台)がステンレス製なら、手をこすりつければステンレスソープと同じ効果を得られますが、シンクは不衛生なので辞めましょう。
きちんとステンレスソープを買って衛生的に臭いを消しましょうね。
錆びることなく半永久的に使えるのもメリット!
重曹で洗う
除菌や消臭の効果がある重曹は、掃除から洗濯まで幅広く使える万能アイテムとして知られていますが、手の臭いを消したいときも使えるんです!
手に重曹を小さじ一杯分(5g)取って、水で溶かしながら洗えば臭いがあっという間に消えます。
ただ、重曹は研磨作用があるので優しい力で馴染ませるように洗ってください。
強い力で洗ってしまうと、手が傷ついて肌荒れしますからね。
いい香りがするハンドクリームを塗る
仕事中やデート中などで手を洗えないときは、いい香りがするハンドクリームを塗ってごまかして下さい。
根本的な解決にはなりませんが、即効性があるのでバッグに常備しておくと良いでしょう。
商品にもよりますが30分~1時間ぐらいは、いい香りが持続します。
石鹸系、柑橘系、フラワー系などの香りを気分に合わせて使い分けるのもおすすめ!
制汗クリームを塗って臭いのもとになる手汗を止める
手汗が出やすい体質の人は、制汗クリームを塗って臭いのもとになる手汗を止めて根本的に対処しましょう。
汗を止めるクリームはドラッグストアなどで色んな種類が売っていますが、首やワキなど全身に使えるタイプよりも手汗専用タイプ買ってください。
手に使うことを目的に開発されているのでサラサラでベトベト感が残りませんからね。
特におすすめなのは72時間も効果が持続する手汗専用クリームのテサラン!
防菌・防臭効果もあるので、一度塗れば72時間は手汗や臭いで悩まずに済みますよ!
まとめ
手が臭う原因で多いのは手洗いが不十分、爪の中に汚れや垢が溜まっているなど不潔だからです。
ただ、疲労の蓄積や悩みや不安を抱えていることによるストレスが原因で、嫌な臭いが出ることもあります。
生活習慣の乱れやストレスを感じているなら、規則正しい生活を送って気分転換してみてはどうでしょうか?
もともと手汗が出やすい体質の人は、手汗を根本的に止めるクリームを塗って対策しましょう。
このように対処方法は人それぞれ違うので、あなたの原因にあった適切な対処方法を実践してくださいね。