シャンプーは夜にお風呂へ入るときにする人がほとんどですが、朝にする人もいますね。
では髪と頭皮にとっては朝と夜のどっちにしたほうが良いのでしょうか?または1日2回したほうが良いのでしょうか?
今回はそんな悩みを解決するために、それぞれのメリットと&メリットを詳しく解説します!
シャンプーする時間帯や回数で悩んでいる方はぜひご覧ください!
夜にシャンプーをするメリット・デメリット
1日の汚れやホコリを綺麗に落とせる
朝から夜まで過ごした髪は頭皮の汗や皮脂が付いて不衛生なことに加えて汚れやホコリもたくさん付着していますし、排気ガスや食べ物の匂いなどもしみついています。
毛穴にも皮脂が詰まっていますし、このまま寝てしまうと髪に雑菌が繁殖して嫌な匂いの原因になったり髪の成長をさまたげて良いことがありません。
寝てる間にも人間は汗をかきますから汗が皮脂や汚れと混ざり合うことで、髪と頭皮は大きなダメージを受けます。
枕など寝具も汚れて不潔になってしまいますから、必ず寝る前はシャンプーをして髪と頭皮を清潔にしてから寝るようにしましょう。
髪の成長を促すことができる
人間は夜10時から深夜2時までに最も成長ホルモンを分泌します。
この時間帯に寝ることで髪を早く伸ばすことができるわけですが、現実的に中学生・高校生ならまだしも社会人になると夜の10時に寝るのって難しいですよね。
じゃあ、できる限り成長を促すにはどうしたらいいかと言うと髪が伸びるゴールデンタイムである夜10時までにシャンプーをして毛穴に詰まった皮脂や汚れを洗い流しておきましょう!
夜ならいつシャンプーをしても同じだと思ってる人が多いですが、夜10時を過ぎても毛穴が皮脂やスタイリング剤でふさがっていると髪の成長をさまたげることを知ってください。
時間を過ぎてしまったら、なるべく早く洗ってくださいね。
時間をかけて丁寧に洗える
夜なら忙しい朝と違って時間をかけて丁寧に洗うことができます。
髪を綺麗に保つ正しい洗い方をするには少なく見ても10分、乾かす時間も含めると20分はかかります。
忙しい朝の時間帯にヘアケアだけで20分も使ってられませんよね?
- 洗う前にブラッシングして絡まった髪をとかす&汚れやホコリを落とす
- 38度のぬるま湯で予洗いする
- シャンプーを泡立てネットで泡立てる
- 泡で髪を包むように洗う
- 頭皮はマッサージするように揉み洗いする
- すすぎは3分以上かけてしっかりと行う
- トリートメントは髪だけに付ける
- しっかりとすすぐ
- タオルで髪表面の水分を取る
- ドライヤーで根元から乾かす
シャンプーを泡立てず直接髪に付けてゴシゴシ洗えばあっという間に終わりますけど、この方法だと髪のキューティクルが痛みパサパサで艶の無い髪になっちゃいます。
キューティクルはトリートメントをしたからといってすぐに補修されるものではありせんからね。
髪は女の命と言われるぐらい大事なものですから、ベストなコンディションを保つために時間をかけて丁寧にすることを習慣づけてください。
デメリットは特に無い
夜にシャンプーをしたからといってデメリットは特にありません。
しいて言うなら、疲れて早く寝たいときは洗い方が雑になったり乾かすのが不十分なまま寝てしまいがちってことでしょうか、、、
仕事で疲れてシャンプーするのがめんどくさい!って思ったときはシャンプーせずに寝たときの悪影響を考えてください。
- 1日の汗や皮脂が毛穴にたまったままになる
- 髪に汚れが付いたままなので艶が無くなる
- 頭皮だけじゃなく枕など寝具も不潔になる
- 髪から嫌な臭いがする
こんな状態になりたくないなら夜にシャンプーをしてからベッドに入りましょう!
朝にシャンプーをするメリット・デメリット
香りが昼や夜まで持続する
朝にシャンプーをすると香りが昼や夜になっても残りやすいメリットがあります。
どうしても香りって時間がたつと消えていきますから、いつまでも髪からフワッとシャンプーの良い香りを漂わせたい日は朝にシャンプーしましょう。
ただ香りを付けたいだけなら洗い流さないトリートメントやヘアオイル・ヘアコロンのほうが手軽ですけどね。
寝癖がすぐ直りスタイリングしやすい
言うまでもありませんが朝にシャンプーすると寝癖は簡単に直ります(笑)
天然パーマや強い癖毛の人だと寝癖直しのスプレーを使っても直るのに時間かかりますが、お湯で洗い流しちゃえば一発ですよね!
そして自分が理想とするヘアスタイルにセットしやすいのもメリット!
寝起きの状態からだと寝癖を直したりブラシでとかしたりと色々面倒ですが、朝にシャンプーして髪をリセットしちゃえば思い通りにスタイリングしやすく美容室に行った直後みたいにバッチリ決めることができます。
目覚めが良くなる
目覚めたときって頭と身体がぼーっとして、しばらくは寝ぼけた状態が続きますが、これは血圧や血統値が低くて休息の神経と言われる副交感神経が優位に働いているからです。
このようなときは温かいお湯を頭からかぶれば血行の流れが良くなり交感神経が優位に働き活動する準備が整います。
朝シャン・朝風呂をすると頭も身体もスッキリとして、とても気持ちいと感じますよね。
画像引用:自律神経の基礎知識 【交感神経と副交感神経】・花王ヘルスケアナビ
時間に追われると洗い残しが多くなる
平日で仕事がある日の朝って朝食の用意・メイクなどの準備でとにかく忙しいですよね。
毎日きちっと早起きして時間に余裕が作れる人なら大丈夫ですけど、いつも慌ただしく朝を過ごしている方だと時間に追われて洗うのが雑になって洗い残しができたり、すすぎが不十分でシャンプーやトリートメントが残ったままの不潔な髪になってしまいがち!
またドライヤーでしっかり乾かすことができず生乾きのままだと雑菌が繁殖して嫌な匂いを発してしまいます。
こんな状態になるぐらいなら朝にシャンプーをしないほうがマシです。
頭皮の毛穴が開きダメージを受けやすくなる
人間は夜寝ているときにコップ1杯程度(200ml)の汗をかきます。
汗をかくときは毛穴が開くので、目覚めてからしばらくの間は毛穴は開いた状態です。
このときにシャンプーをすると毛穴に刺激を与える洗浄成分が入り込みやすいので、ダメージを受けやすくなります。
特に強い洗浄力のあるラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Naが含まれているシャンプーは要注意!
毛穴にシャンプーが残ってしまうと頭皮のかゆみや臭いの原因になるので、朝に限らず運動して汗をかいた後もシャンプーするのは控えてください。
紫外線のダメージを受けやすくなる
頭皮は汗や皮脂が混ざり合って出来た皮脂膜によって保護されています。
バリア機能を持つ皮脂膜はシャンプーすると落ちてしまいますが、だいたい8時間ほどで再生するので夜にシャンプーをしても朝には元通りになるので心配はありません。
ただ朝にシャンプーをするとお昼から夕方までは皮脂膜が無くダメージを受けやすい状態のまま過ごすことになります。
この皮脂膜が無い状態だと特に紫外線からのダメージを受けやすくて、乾燥したり育毛をさまたげる原因になりよくありません。
朝と夜の両方にシャンプーをするメリット・デメリット
頭皮の状態が悪くなる
朝と夜の1日2回シャンプーをすると頭皮が乾燥しやすくなり、その乾燥から守るために皮脂が過剰に出やすくなります。
皮脂汚れを落としたいからといって1日2回シャンプーをすると、皮脂が増えることになり逆効果!
キューティクルが剥がれたり、抜け毛・フケ・かゆみなどの症状も出てきますし髪と頭皮に悪影響を及ぼします。
特に女性は男性に比べて皮脂の分泌量が少ないですし1日1回洗えば十分に清潔で理想的な状態を保つことができます。
朝も髪を洗わないと気が済まないときは、朝はお湯のみで洗う湯シャンにしたり、オーガニック成分のみで作られているシャンプーにするなどして洗いすぎにならないように気を付けてください。
お金が掛かる
朝と夜の2回シャンプーをすると単純計算ですがシャンプー代が2倍かかってしまいます。
2回シャンプーする人って夜は1本2000円ぐらいするような高級なもの、朝は1本500円ぐらいの安い市販品など使い分ける人が多いですが、お金が余計にかかることに変わりありませんし水道代とガス代も高くなります。
お金持ちで家計に余裕がある人なら気にしなくても済みますけど、余裕がないのに無理して2回シャンプーしてるなら夜1回だけにしてください。
この記事で解説したように朝と夜の両方でシャンプーしても、デメリットのほうが大きいですからね。
シャンプーは丁寧に時間をかけて夜に1回するのがベスト!
シャンプーは丁寧に時間をかけて夜に1回するのがベストです。
2回シャンプーすると洗いすぎになり髪はパサパサ・ゴワゴワ、頭皮は乾燥してかゆみを伴うなど良いことがありません。
朝も髪を洗いたいときは湯シャンにしたり植物由来の天然成分のみで作られたオーガニックシャンプーを使うなどして、洗いすぎにならないように気を付けてください。