ホルモンの中には幸せホルモンと呼ばれるものがあることをご存知でしょうか?
一度は聞いたことがあると思いますが、正しく理解している人は少ないはず。
そこで今回は幸せホルモンと呼ばれる全3種類のホルモンの作用や分泌を促進させる方法について詳しく解説します。
- オキシトシン
- セロトニン
- ドーパミン
この記事を読めば幸せホルモンの全てが分かるので、ぜひ最後までご覧ください!
幸せホルモンとは?
幸せホルモンとは心と体が安らぐ作用を持つホルモンのことを言います。
脳から分泌されると情緒が安定して幸福感を得られることから『幸せホルモン』と呼ばれるようになりました。
幸せの定義って人それぞれ違うので明確に解説することは難しいですが、分かりやすく理解してもらうために具体例を紹介します。
例えば
- 家族と過ごしているとき
- 友達と遊んでいるとき
- 恋人とデートしているとき
って不思議と心が落ち着いて幸せだと感じますよね?
その理由は幸せホルモンが脳から分泌されているからなんですよ!
あと、人生が辛いと感じるのは幸せホルモンが足りていない証拠!
幸せホルモンと呼ばれる3種類のホルモンとは?
記事の冒頭にも書きましたが、幸せホルモンには『オキシトシン』・『セロトニン』・『ドーパミン』の3種類があります。
というわけで、それぞれのホルモンが持つ作用と分泌を促進して増やす方法について見ていきましょう!
オキシトシンとは?
オキシトシンは家族や友達など心許せる好きな人と一緒にいるときや、飼っているペットと触れ合っているときに分泌されます。
恋人とハグやキスなどスキンシップをすると言葉では言い表すことができないぐらい幸せな気持ちになりますが、この理由はオキシトシンが分泌されているからです。
愛情に深く関係する行動をしたときに分泌されるので『愛情ホルモン』と呼ばれることもあります。
出産後の女性だと母乳の分泌を促す作用もあり、母性にも深く関係しているんです。
また、睡眠を促す作用も持っています。
大好きな恋人とのデート中に、なぜか眠くなった経験はありませんか?
それは、恋人と一緒にいる安心感によりオキシトシンが分泌されたことが理由です。
主な作用
- 安心感が増して幸福感を得られる
- 他人に対して愛情深くなる
- 不安感や恐怖心が緩和される
- コミュニケーション能力が上がる
- 学習意欲と記憶力が高くなる
- 睡眠を促す
増やす方法
- 家族や友達と過ごす
- 恋人とハグやキスをする
- 子供と手を繋ぐ
- ペットと触れ合う
- 新しいことにチャレンジする
- 他人に感謝されることをする(褒められることをする)
セロトニンとは?
セロトニンは太陽の光を浴びると分泌されます。
感情や心を安定させる作用を持っておりストレスも緩和されます。
不足すると情緒不安定になり感情をコントロールすることが難しくなってしまい、うつ病の原因になりかねません。
嫌なことや落ち込むことがあったわけじゃないのに、情緒不安定でイライラしやすいときはセロトニンが不足しているのかもしれませんね。
また、他の精神伝達物質を適切に制御する働きも持っており、精神を安定させるうえで最も重要なホルモンと言っても過言ではありません。
冬になると気分が落ち込みやすいのは、日照時間が短くてセロトニンが十分に分泌されないのが大きな理由なんですよ。
だから、冬場は意識して日光を浴びるように心がけましょう!
主な作用
- 精神の安定
- 脳の覚醒
- ストレスが解消される
- 神経伝達物質の制御
増やす方法
- 太陽の光を浴びる
- ウォーキングなどで一定のリズム運動をする
- 食事をよく噛んで食べる
- トリプトファンが含まれる食べ物を摂取する
ドーパミンとは?
ドーパミンは楽しいことや嬉しいことがあったとき、目標を達成したときなどに分泌されるホルモンで、脳に快感をもたらします。
分泌されるほど人間は快感を得られることから『快楽物質』や『脳内麻薬』と呼ばれることもあります。
勉強・仕事の『やる気』をあげる作用もあるので、小さな目標を立てたり自分へのご褒美を用意したりして、ドーパミンを常に出すようにすると、どんどん『やる気』がみなぎってきます。
学生のころテストでいい点数を取ると、もっと頑張ろう!って思ったことはありませんか?
これはドーパミンが分泌されたことが理由です!
主な作用
- 快感を得られる
- やる気が出る
- モチベーションが上がる
- テンションが上がる
増やす方法
- 楽しいことや嬉しいことをする
- 目標を達成する
- 自分にご褒美を送る
- 勉強や仕事で結果を出す
意識して幸せホルモンの分泌を促そう
幸福感のある楽しい人生を過ごすには意識して幸せホルモンの分泌を促してください。
暗い気持ちで何もしないままだと幸せホルモンが分泌されないので、いつまでたっても暗い気持ちから抜け出すことができませんし、うつ病になるリスクもあります。
誰しもが必ず一つは夢中になれることがあるはずですから、そのことを思いっきり楽しむことからはじめてみてはどうでしょうか?
その他にも
- 趣味や特技に熱中する
- 興味のある習い事をはじめる
- 勉強・仕事に目標を作る
- 朝のジョギングを日課にする
- 家族と旅行に行く
- 友達と遊びに行く
などが幸せホルモンを増やすのに効果的!
思いっきり楽しいことをして気分転換して前向きな思考を取り戻しましょう!
恋愛をするのもおすすめです
幸せホルモンを分泌させるには恋愛をしてパートナーと愛を育むのもおすすめ。
ラブラブな恋人と一緒にいると気持ちが落ち着いて幸福感を得られますよね?
言葉ではうまく言えないけど、不思議な幸福感に包まれるのは幸せホルモンのおかげなんです!
特にスキンシップをするのが効果的なので、ぜひ意識して回数を増やしてください。
- 見つめ合う
- 手を繋ぐ
- ハグをする
- キスをする
- イチャイチャする
- エッチをする
この中で最も幸福感を得られるのはエッチをすることです。
快感によりドーパミンが分泌、そして終わった後にはオキシトン・セロトニンが分泌されます。
エッチが終わると眠くなるのは疲労の他に、オキシトシン・セロトニンが分泌されたことで心が安心するのも理由なんですよ。
まとめ
オキシトシン・セロトニン・ドーパミンが分泌されると人間は幸せな気持ちになります。
生きるのが辛いとか自分は不幸だと感じるときは、幸せホルモンを意識的に分泌させることをしてください。
そうしないと、どんどん気持ちが沈んで負の連鎖から抜け出せなくなります。
辛いときこそ幸せホルモンが分泌される楽しいことをして、幸せを得ることが大切なんですよ。