ノルウェー人の女性のファッションの特徴は、日本人の女性とは大きく異なります。
日本のように多彩なデザインや複数のアイテムを組み合わせを好むのではなく、シンプルで決まったコーデを好みます。
ただ、シンプルながらもお洒落で見栄えのするノルウェーファッションから学べることはたくさんあります。
そこで、今回はファションの特徴と人気ブランドをまとめました。
ノルウェーのファッションの特徴とポイント
ノルウェーのファッションは「黒やグレーなど暗い色が好き」、「マフラーなど防寒具は必須アイテム」、「短い夏は色合いが派手になる」と言った具合に、北欧で寒い国だからこその特徴が表れています。
では、ストリートスナップと合わせて見ていきましょう。
黒やグレーなど暗い色が好き
普段着は黒やグレーなど暗いモノトーンカラーを好みます。
最近になって様々なデザインのファッションが取り入れられるようになってきましたが、それでもモノトーンカラーが好きな人は多いです。
黒を好む理由として、ノルウェー人は肌が透き通るように白いため、黒色を着ればお肌の白さが際立つからです。
暗い色好きなのはスウェーデン、フィンランド、デンマークなど北欧諸国に共通しています。
マフラーなど防寒具は必須アイテム
ノルウェーの冬は、マイナス30度を記録するほどの寒さです。
日本とは比べ物にならない寒さになるため、防寒具は必須アイテム。
冬のアウターはダウンジャケットが基本で、その他にもマフラーや手袋を付けないとお出掛けできません。
また、ニット帽などを被らなければ耳が痛くなるので、冬に外出する場合はあらゆる防寒具を身に着けて体を守ります。
短い夏はファッションも派手で明るくなる
ノルウェーの1年は寒い時期がほとんどなので保温性を重視した厚着ばかりになってしまいますが、薄着で過ごせる夏の時期はブルーやピンクの服を着たり奇抜なファッションをしたりしてお洒落を楽しみます。
ノルウェー人にとって短い夏の期間はお洒落を全力で楽しめる時期で、首都のオスロでは派手なコーデに身を包んだ女性を数多く見かけます。
日本だと冬の方が重ね着ができてお洒落を楽しめるという意見が多いですが、ノルウェーの冬は路面が凍結して雪も降るのでお洒落を楽しむなんてことを言ってられませんからね。
スポーツウェアを普段着として着る
ノルウェー人の女性はスポーツと自然が大好きなため、普段からスポーツウェアが着る機会が多いです。
恋人とのデートでも自然に触れ合う機会やスポーツを楽しむ時間を大切にしています。
またノルウェー人は大雪や大雨など悪天候でも、野外イベントを決行されるほどアクティブな人たちです。
レインコートを着て野外フェスに参加することぐらいは何の抵抗もありません。
このようにアクティビティーを好むからこそ、ファッションも可愛さや美しさよりも機能性を重視するのでしょう。
お洒落よりも機能性・防寒性を重視する
ノルウェー人はスポーツウェアを好むように機能性を重視しており、寒い冬を乗り越えるために防寒性も大事にしています。
機能性や防寒性の高い服であれば、寒さが厳しい天候にも耐えられますからね。
日本人のように四季ごとに服を購入するよりも、年中着ていられる服を好みます。
実際にノルウェーの有名ブランドのほとんどが、機能性重視のものばかりです。
シンプルなデザインの服を揃えたブランドや野外活動に適したアウトドアブランドが人気を博しています。
ただ、防寒性の必要のない短い夏はカラフルなアイテムが店頭に並びます。
雪道でも歩きやすいフラットシューズを履く
ノルウェーの女性は日本人のようにヒールの高い靴は好みません。
冬になると歩道や路面が雪で覆われたり凍結したりするため、ヒールは転倒する危険が高いからです。
夏であればヒールで歩けますが、基本的にはフラットシューズ。
その中でも最も好まれているのはスニーカーです。
スニーカーはスポーツをする上でも一番選ばれる靴であり、雪道でも歩きやすいメリットがあります。
ホームパーティーなどに参加するときはローファーを履くことが多いです。
ローファーもフラットシューズとして履きやすくて、足元をおしゃれに彩れるアイテムですからね。
全力のお洒落でパンプスを履く時も基本的にはローヒールのものばかり。
仕事などで決められている時でない限り、ノルウェーの女性はヒールのある靴を好みません。
ノルウェー発の人気ファッションブランド
ノルウェー発の人気ファッションブランドを6つ紹介します。
日本で被ることは滅多にないので、オリジナルコーデが好きなら要チェックです!
Helly Hansen(ヘリーハンセン)
Helly Hansen(ヘリーハンセン)は1877年に一人の船乗りが作った工場から始まった歴史あるブランド。
アウトドアブランドとして世界各国で知られており、数多くのアイテムを展開しています。
海や山などアウトドアに適したアイテムが取り揃えられています。
防寒性に特化したジャケット、デザイン性の高いレインパーカー、冬の部屋着としても使えるスウェットなど、実用性のあるアイテムが欲しいならHelly Hansenがおすすめ。
近年は動きやすいストレッチデニムやショートパンツも取り揃えているので、アウトドアに興味のない人もチェックしてみましょう。
Michael Olestad(マイケル オレスタッド)
ノルウェーブランドの中で、ひときわ目立つアイテムを揃えているのが2016年に設立されたMichael Olestad(マイケル オレスタッド)。
シアー素材やベルベッド生地をうまく組み合わせて独創的な洋服を世に送り出しています。
カラーリングや形も個性的なものが多くてノルウェー人の好みとは外れている印象がありますが、ヨーロッパでは高い評価を受けておりBik Bok Runway Award2018やEpson Award 2019などを受賞しています。
IBEN(イーベン)
IBEN(イーベン)はノルウェーらしさが前面に出ているファッションブランド。
ノルウェーの歴史やライフスタイルを感じられる要素が随所に散りばめられており、ノルウェー人が好むシンプルで機能性の高いデザインにアクセントを加えています。
特にデニムカラーが豊富なので人それぞれの好みやスニーカーに合わせて選ぶことができます。
日本人も着やすいものが多いので、アクティブな女性はIBNEのアイテムをチェックしてみましょう。
無理におしゃれをするのではなく、自然体でお洒落できるのがIBENの特徴です。
Merilin Kolk(マーリン コルク)
ノルウェーブランドの中では、Michael Olestadと並んで個性的なデザインが特徴的なMerilin Kolk(マーリンコルク)です。
普段使いしづらいデザインのものばかりですが、中には少し派手目なドレスとして使えるものもあります。
モノトーンカラーのドレスもあるので、シーンに合わせて選べば頼りになります。
日本ではあまり見かけないデザインのチェック柄ワンピースなど可愛い洋服も多いので、他の人とは違う可愛さをアピールしたいならMerilin Kolkで決まり!
by timo(バイ ティモ)
by timoはパーティーやよそ行きの際に使えるドレスを多数展開しており、インスタグラムをはじめとするSNS映えするブランドとしても知られています。
ピンクなどのフェミニンカラーに花柄を組み合わせたワンピースなど、女の子なら誰しもが好きなアイテムが豊富。
ただ、ノルウェーでは仕事をバリバリこなして稼いでいる女性に人気のあるブランドなので価格帯は高めです。
HAiKW/(ハイク)
HAiKW/(ハイク)はノルウェー出身のデザイナー3人がオスロで立ち上げたブランド。
ミニマルなデザインを中心に展開しており「私達と共にヒッチハイクを」というテーマの元で作られています。
アパレルブランドでありながらノルウェーの文化である、ヒッチハイクをしながら気軽に旅を楽しむことをモットーにしたユニークな社風が人気の秘訣。
ファッション業界のみならず様々な分野で活躍するクリエイターとコラボして多彩な作品を発表し続けています。
ノルウェー人が好むフラットシューズやニットなど実用性の高いアイテムも多いですが、どれも遊び心を取り入れたデザインなのでHAiKW/をコーデに取り入れるだけでお洒落上級者に変身できちゃいます!
インナーが見える変形ニットやボタンで付け外しができるアシンメトリーなトップスなど、他にはない洋服が揃っていますからね。
まとめ
ノルウェーは一部地域が北極圏に含まれるほど、寒い国なのでお洒落よりも機能性を重視したコーディネートが好まれます。
日本人にとっては参考にしずらいファッションが主流ですが、ノルウェーブランドのアウトドアウェアや防寒具はデザイン性にも優れますし、他人と被らない魅力があります。
この記事を見て少しでも興味を持っていただけたなら、Amazonで取扱のある「Helly Hansen」、楽天で取扱のある「by timo」などのブランドからチェックしてお気に入りの一着を見つけてみましょう!